WILDLIFE DAMAGE GPS COLLAR

獣害対策用GPS首輪の決定版

サル・シカ・クマの行動を、自治体運用に必要なリアルタイム精度で。

「獣害対策にGPS首輪を導入したいが、どの製品を選べばよいか分からない」――自治体・研究機関のご担当者様向けに、獣害対策用GPS首輪の選び方と、当社「LoggLaw G2C」の特徴を整理しました。

通信方式
LTE-M直接通信

獣害対策の現場で課題となる「基地局の設置・保守」を不要に。GPS首輪が直接携帯網へデータ送信。

電源
太陽電池搭載

屋外設置型の獣害対策GPS首輪に最適な太陽光充電方式。電池交換のためにサルやシカを再捕獲する手間を最小化。

実績
25都道府県・65+機関

全国の自治体・研究機関で獣害対策に採用。鳥獣被害防止総合対策交付金の対象製品。

獣害対策用GPS首輪とは

獣害対策用GPS首輪とは、ニホンザル・ニホンジカ・ツキノワグマなど中大型哺乳類の首に装着し、衛星測位(GPS / GNSS)で位置情報を取得するトラッキングデバイスです。捕獲再捕獲を前提とした従来の VHF(電波探知)首輪と異なり、緯度経度を直接記録し、モバイル通信を介してクラウドへ自動転送できるため、調査員が現地に常駐しなくとも個体の行動圏・移動経路・滞在時間を継続的に把握できます。

自治体・農林業従事者にとって獣害対策の鍵は「いつ・どこに・どの個体が出没するか」をリアルタイムに把握することです。獣害対策GPS首輪を群れの中の1〜2個体に装着すれば、群れ全体の動きを推定でき、追い払い・捕獲・防護柵設置といった対策をデータに基づいて立案できます。

本ページでは、獣害対策用GPS首輪を導入検討中の自治体・研究機関のご担当者様向けに、製品選定時の客観的な比較軸と、当社が開発・販売する LTE-M 通信型獣害対策GPS首輪「LoggLaw G2C」の特徴を解説します。

獣害対策用GPS首輪の選び方 ― 5つの比較軸

獣害対策用GPS首輪は、メーカーや機種によって通信方式・電源・運用負荷が大きく異なります。導入を検討する際に確認すべき主要な観点を整理します。

1. 通信方式 ― 基地局型 vs LTE-M直接通信型

獣害対策用GPS首輪の通信方式は大きく「中継基地局を設置する VHF / 920MHz 帯」と「携帯網へ直接データ送信する LTE-M 型」に分かれます。前者は通信距離が短く、自治体側で基地局の電源・保守を担う必要があるのに対し、LTE-M 型は携帯網カバレッジ内であれば追加インフラ不要。LoggLaw G2C は LTE-M 通信を採用し、自治体担当者の運用負荷を最小化します。

2. 電源 ― 一次電池型 vs 太陽電池搭載型

獣害対策用GPS首輪は一度装着すると数か月〜数年の運用が必要となるため、電源方式は運用コストに直結します。一次電池のみの製品は電池切れ時の再捕獲が必要ですが、太陽電池搭載型は日照条件次第で長期間の継続運用が見込めます。LoggLaw G2C は太陽電池搭載で、太陽光発電なしの状態でも約1年運用できる設計です(GPS測位12回/1日、データ送信1回/1日の条件時)。

3. データ送信方式 ― 最大2分間隔の高頻度モードまで遠隔設定可能

獣害対策の現場では「サル群れの行動圏が把握できているか」「集落付近への接近傾向はあるか」を継続的にモニタリングすることが重要です。基地局型は対象個体が基地局の通信範囲に入った時のみデータが届くため、行動圏が広いとデータ欠落が発生しがちです。LoggLaw G2C は LTE-M 携帯網経由で、設定した周期・時刻にデータをまとめて送信する設計です。標準は1日数回ですが、追い払いや頭数カウントなどリアルタイム性が求められる場面では、最大でGPS測位2分間隔・データ送信5分間隔の高頻度モードに遠隔で切り替えられます。長期モニタリングと出没多発期の高頻度追跡を、1台の機器で使い分けられる点が大きな特徴です。

4. 対応動物 ― 体格と装着方法

獣害対策用GPS首輪は対象動物の体格・首周りに応じた選定が必要です。LoggLaw G2C は中大型哺乳類(ニホンザル・ニホンジカ・エゾシカ・ツキノワグマ・カモシカ)に対応。アライグマ・イノシシ向けの実証実験も進行中です。動物福祉の観点から、首輪重量と対象個体の体重比は慎重に検討する必要があります。

5. クラウド連携 ― 取得データの活用基盤

獣害対策GPS首輪は「位置データの取得」だけでは現場運用に活用できません。地図上での可視化、複数個体の同時管理、捕獲報告との突合、目撃情報共有といった機能を備えたクラウドプラットフォームとの統合が不可欠です。LoggLaw G2C は当社クラウド「アニマルポータル」と統合され、自治体・研究機関の現場運用に必要な機能を提供します(ジオフェンスによる接近アラート機能は近日提供開始予定)。

獣害対策用GPS首輪の比較表(基地局型 vs LTE-M型)

市販されている獣害対策用GPS首輪を、通信方式の代表的な2タイプで比較しました。実際の機種選定にあたっては各メーカーの最新仕様をご確認ください。

比較項目基地局設置型GPS首輪(VHF/920MHz中継)LTE-M直接通信型GPS首輪(LoggLaw G2C)
追加インフラ中継基地局の設置・電源確保が必要不要(携帯網直接通信)
通信距離基地局から数km〜十数kmLTE-Mカバレッジ全域(日本全国)
データ送信基地局到達時のみ(圏外時はデータ欠落)設定した周期・時刻に携帯網経由でまとめ送信
高頻度モード機種により固定最大GPS測位2分・送信5分間隔まで遠隔切替可能
電源方式一次電池中心、太陽電池併用機種あり太陽電池搭載(太陽光なしで約1年運用)
自治体側の運用負荷基地局メンテナンス・電源管理が必要クラウド側で完結、現地メンテナンス不要
補助金対応機種による鳥獣被害防止総合対策交付金の対象

※ 上記比較は通信方式の代表的な特性に基づく一般的な整理であり、特定メーカーの製品仕様を網羅したものではありません。最終的な機種選定にあたっては、各メーカーの公開仕様をご確認ください。

対象動物別 ― 獣害対策用GPS首輪の活用シナリオ

獣害対策用GPS首輪 LoggLaw G2C の代表的な活用シナリオを、対象動物別にご紹介します。

サル

ニホンザル群れの行動追跡と追い払い対策

ニホンザルの群れに獣害対策用GPS首輪を装着することで、群れ全体の行動圏・季節移動・出没パターンを把握できます。追い払い施策の効果検証、被害発生前の早期警戒、住民への出没情報提供などに活用されています。当社の獣害対策GPS首輪「LoggLaw G2C」は、厳冬期のニホンザル行動パターン長期モニタリングで実績があります。

サル用GPS首輪の詳細を見る
シカ

ニホンジカの行動圏調査と農林業被害対策

ニホンジカの個体・群れに獣害対策GPS首輪を装着し、農地・植林地への侵入パターン、越冬地の特定、季節移動経路の解析に活用します。2026年3月には上高地におけるニホンジカ越冬初確認の調査で当社GPS首輪「LoggLaw G2C」が用いられ、信濃毎日新聞で報じられました。

クマ

ツキノワグマの出没監視と集落接近アラート

ツキノワグマに獣害対策用GPS首輪を装着し、集落・人の活動エリアへの接近を継続的に監視します。出没多発期には高頻度モード(最大GPS測位2分間隔)に遠隔切替することで、自治体・地域住民への早期注意喚起に必要な精度の追跡が可能です。

実証実験中

アライグマ・イノシシ等への展開

獣害の原因となる他動物種への獣害対策GPS首輪の適用も進行中。アライグマ・イノシシ向けの実証実験、装着方法のカスタマイズ等についてはお問い合わせください。

全国の自治体・研究機関・企業での獣害対策GPS首輪導入実績

25
都道府県で導入
65+
自治体・研究機関・企業
675+
アニマルポータルユーザー

当社の獣害対策用GPS首輪「LoggLaw G2C」は、2026年5月時点で全国25都道府県・65以上の自治体・研究機関・企業で導入されています。京都大学発のバイオロギング機器メーカーとして、自治体・研究機関の獣害対策現場と並走しながら製品改善を続けています。

鳥獣被害防止総合対策交付金の対象製品

農林水産省「鳥獣被害防止総合対策交付金」の対象製品です。市町村が策定する被害防止計画に基づき、獣害対策用GPS首輪の導入経費を交付金で賄える場合があります。詳細は所管課・農政事務所までご確認ください。

アニマルポータル ― 獣害対策GPS首輪のための運用クラウド

獣害対策用GPS首輪 LoggLaw G2C で取得したデータは、当社クラウド「アニマルポータル」上で地図可視化・複数個体の同時管理・目撃情報共有・捕獲報告管理が可能。CSV / GeoJSON 形式でのデータエクスポート、PDF レポート出力にも対応し、既存 GIS 環境との併用も容易です。なお、ジオフェンスによるエリア侵入アラート機能は近日提供開始予定です。

アニマルポータルの詳細

獣害対策用GPS首輪 よくあるご質問

獣害対策用GPS首輪は何年使えますか?+
LoggLaw G2C は太陽光発電なしの状態でも約1年運用可能で、太陽電池による充電を組み合わせることでさらに長期間の連続運用が可能です(GPS測位12回/1日、データ送信1回/1日の条件時)。首輪のベルト部はコットン製で、自然劣化により2〜3年程度で自然脱落する設計です。
獣害対策GPS首輪の導入に補助金は使えますか?+
農林水産省「鳥獣被害防止総合対策交付金」の対象製品です。市町村が策定する被害防止計画に基づき、獣害対策GPS首輪の導入経費を交付金で賄える場合があります。詳細は所管課・農政事務所までご確認ください。
獣害対策用GPS首輪のデータ送信頻度・リアルタイム性は?+
LoggLaw G2C は LTE-M 携帯網経由で、設定した周期・時刻にデータをまとめて送信します。標準は1日数回ですが、追い払いや頭数カウントなどリアルタイム性が求められる場面では、最大でGPS測位2分間隔・データ送信5分間隔の高頻度モードに遠隔で切り替えられます。長期モニタリングと出没多発期の高頻度追跡を、1台の機器で使い分けられます。なお、ジオフェンスによるエリア侵入アラート機能は近日提供開始予定です。
基地局型のGPS首輪との違いは?+
基地局型(VHF / 920MHz中継)は専用基地局の設置・電源確保・保守が自治体側に必要ですが、LoggLaw G2C は LTE-M 携帯網へ直接データ送信するため追加インフラが不要です。広域な獣害対策で運用負荷を抑えたい場合に LTE-M 直接通信型が有効です。
獣害対策GPS首輪で複数の個体・群れを同時に管理できますか?+
可能です。GPS首輪ごとに固有 ID が割り当てられ、アニマルポータル上で複数個体の行動を同時に可視化・比較できます。複数の群れに装着して個体識別を行う運用にも対応します。
獣害対策GPS首輪の対応動物は?+
LoggLaw G2C は中大型哺乳類(ニホンザル・ニホンジカ・エゾシカ・ツキノワグマ・カモシカ)への装着実績があります。アライグマ・イノシシ向けの実証実験も進行中です。動物福祉の観点から、首輪重量と対象個体の体重比は慎重に検討する必要があります。詳細はお問い合わせください。

獣害対策用GPS首輪の導入をご検討の自治体・研究機関ご担当者様へ

獣害対策の目的・対象動物・運用エリアに応じた最適な GPS 首輪のご提案、補助金活用のご相談、現地での実証実験のご相談まで承ります。まずはお気軽にお問い合わせください。