【プレスリリース】上高地・標高1,600m超でのニホンジカ越冬を GPS 追跡技術で初確認
2026年5月25日、当社は PR TIMES にてプレスリリース「【初確認】上高地・標高1,600m超での鹿の越冬を、GPS追跡技術で実証」を配信しました。当社の GPS 首輪「LoggLaw G2C」と野生動物データ管理クラウド「アニマルポータル」を用いた共同調査により、北アルプス上高地の標高1,500〜1,600m を超える樹林帯でニホンジカが冬季も留まり越冬する事実を国内で初めて実証した、というものです。
プレスリリース全文: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000114250.html
調査の概要
本調査は、当社が 一般財団法人自然公園財団上高地支部(担当:香取草平 氏)および 信州大学 泉山茂之 特任教授 と連携して実施したものです。LoggLaw G2C を装着したニホンジカの位置情報をアニマルポータル上で継続的に追跡した結果、これまで「夏季のみ高標高域に進出し、冬季は低地に下りる」と想定されてきた季節移動説とは異なり、冬季を通じて標高1,600m を超える上高地樹林帯にとどまる行動が確認されました。
また、追跡個体が 妊娠していたメス であったことから、上高地周辺で繁殖が成立している可能性も示唆されており、高山生態系への影響評価と科学的な野生動物管理の必要性が高まっています。
使用された製品・サービス
- LoggLaw G2C(首輪型獣害対策用 GPS) ― LTE-M 通信と太陽光発電パネルを搭載した次世代 GPS 首輪。山岳・寒冷地での長期モニタリングに対応します。
- アニマルポータル(野生動物データ管理クラウド) ― GPS 測位データをリアルタイムに地図上で可視化し、複数機関で共有・分析できるクラウドプラットフォームです。
意義と今後の展開
標高1,600m を超える上高地の樹林帯でニホンジカの越冬を実証したのは国内初の知見であり、高山植物群落をはじめとする上高地の生態系保全において基礎となる重要データです。当社では今後も、研究機関・自治体・国立公園管理者の皆さまと連携しながら、GPS 首輪とクラウド基盤による 科学的根拠に基づく野生動物管理(Science-based Wildlife Management) を支援してまいります。
本件に関するお問い合わせ
Biologging Solutions 株式会社
TEL:075-746-7858
E-mail:contact@biologging-solutions.com
関連する製品・サービス
LoggLaw G2C ― 首輪型獣害対策用GPS(GPS首輪)
中大型動物向けの首輪型 GPS。GNSS 測位と LTE-M 通信、太陽光発電パネルを組み合わせ、山岳環境下での長期リアルタイム追跡を実現します。シカ・サル・クマなどの行動調査や鳥獣害対策で導入が進んでいます。
アニマルポータル ― 野生動物データ管理クラウド
LoggLaw G シリーズで取得した GPS データをリアルタイムで可視化・共有できるクラウドプラットフォームです。地図上での行動圏表示、ジオフェンス接近アラート、複数機関でのデータ共有に対応します。