SPECIALLY DESIGNED FOR ASIATIC BLACK BEAR

ツキノワグマ専用GPS首輪 LoggLaw G2RC

強化ベルト・電池容量約2倍以上・ソーラー発電量約2倍 ― 過酷な環境に耐える、専用設計。

実績ある「LoggLaw G2C」をベースに、クマ特有の掻きむしり・樹木への擦り付け、冬眠明けや悪天候によるデータ欠測リスクを、専用ハードウェア設計で根本から解決。学習放獣(お仕置き放獣)とジオフェンスによる再学習で、殺処分に頼らない共存型のクマ対策を実現する、ツキノワグマ専用GPS首輪です。

DURABILITY
強化ベルトで脱落・破損を低減

クマ特有の掻きむしり・樹木への擦り付けに耐える専用強化ベルトを採用。耐摩耗性の高い強化素材で、脱落・破損リスクを劇的に低減します。

LONG LIFE
電池容量を約2倍以上に増強

従来比で電池容量を約2倍以上に増強。冬眠明けや悪天候時でも安心のスタミナを実現し、長期間のモニタリングを可能にします。

SOLAR CHARGE
ソーラー発電量を約2倍にアップ

搭載ソーラーパネルによる太陽電池発電量が約2倍にアップ。森林内や日照時間の短い山間部でも効率的に充電し、安定した位置情報取得をサポート。

ツキノワグマ専用GPS首輪 LoggLaw G2RC とは

ツキノワグマ専用GPS首輪「LoggLaw G2RC」は、実績ある信頼のプラットフォーム「LoggLaw G2C」をベースに、ツキノワグマ(Ursus thibetanus japonicus)運用で課題となる、クマ特有の掻きむしり・樹木への擦り付け、冬眠明けや悪天候時のデータ欠測リスクを、専用ハードウェア設計で根本から解決した新規モデルです。

近年、ドングリ等の堅果類凶作の年や、人の生活圏との緩衝帯の縮小により、ツキノワグマの集落・市街地への出没件数が全国的に増加しています。本機は単なる位置追跡にとどまらず、捕獲・装着後に「学習放獣(お仕置き放獣)」を実施し、ジオフェンスで再学習を徹底することで、殺処分に頼らない共存型のクマ対策を可能にします。

本ページでは LoggLaw G2RC の専用設計コンセプト、学習放獣の3ステップ、データ二次活用(冬眠場所特定・ホットスポット分析)、活用シナリオ、導入実績を解説します。

なぜクマ対策にGPS首輪が有効なのか

ツキノワグマの集落・市街地への出没は、目視観察や聞き取り調査だけでは行動が読めず、対応が後手に回りがちです。LoggLaw G2RC は、出没監視・学習放獣・再学習に必要な以下のデータを提供します。

市街地・集落への接近を即時検知

Animal Portal との連携により、装着個体が登録地点(自宅・学校・集落境界など)に接近した瞬間、3段階距離(緊急300m / 警戒600m / 注意1,000m)で自動メール通知。住民への注意喚起、追い払い、関係機関への情報共有を即座に開始できます。

出没経路・行動パターンが見える

GPS首輪で得られる連続的なトラックデータから、ツキノワグマがどの経路で集落に侵入し、どこで長時間滞在しているかが明確になります。果樹園・養蜂場・生ゴミ集積所などの誘引源の特定、緩衝帯整備の優先順位付けに活用できます。

緊急時の高頻度追跡

標準は1日数回の測位ですが、出没多発期・市街地接近時には最大GPS測位2分・送信5分間隔の高頻度モードに遠隔切替可能。緊急銃猟・追い払い・通行止め判断などの初動対応を、より詳細な位置データに基づいて行えます。

季節行動と冬眠サイクルの把握

ツキノワグマは春の冬眠明け、夏の生息地利用、秋のハイパーファジア(過食期)、冬の冬眠と明確な季節サイクルがあります。GPS首輪で年間データを取得すれば、出没リスクの高まる時期と場所を予測でき、警戒体制の前倒しが可能になります。

CONCEPT

ツキノワグマ専用設計の3大強化点

「LoggLaw G2C」をベースに、クマ特有の掻きむしりや樹木への擦り付け、冬眠明けや悪天候によるデータ欠測リスクといった従来の追跡調査の課題を、本機は専用ハードウェア設計によって根本から解決します。

01
DURABILITY

専用強化ベルトで脱落・破損リスクを低減

強化された専用ベルトを採用。クマ特有の掻きむしりや、樹木への擦り付けによる脱落・破損リスクを劇的に低減します。本体カバーは耐衝撃樹脂、ベルトは耐摩耗性の高い強化素材を使用しています。

強化仕様
対ツキノワグマ専用設計
02
LONG LIFE

電池容量を約2倍以上に増強

従来比で電池容量を約2倍以上に増強。冬眠明けや悪天候時でも安心のスタミナを実現し、長期間のモニタリングを可能にします。

×2.0 以上
BATTERY CAPACITY
03
SOLAR CHARGE

ソーラー発電量を約2倍にアップ

搭載ソーラーパネルによる太陽電池発電量が約2倍にアップ。森林内や日照時間の短い山間部でも効率的に充電し、安定した位置情報取得をサポート。ソーラーパネルを天面に最適配置することで、クマが伏せている状態でも採光可能な角度を確保し、森林内での発電効率を最大化しています。

×2.0
SOLAR GENERATION

LoggLaw G2RC ― ツキノワグマ専用仕様

信頼性の高い LoggLaw G2C プラットフォームをベースに、強化ベルト・大容量電池・高効率ソーラーを統合。携帯通信網(LTE-M)対応により、リアルタイム監視と長期運用を両立した、ツキノワグマ専用モデルです。

ベース機種LoggLaw G2C プラットフォーム
対象動物ツキノワグマ(Ursus thibetanus japonicus)専用設計
通信方式LTE-M(Cat-M1) / NTT Docomo・Softbank 4Gエリア
測位方式GPS / GNSS(測位精度 〜20m)
バッテリー容量約2倍以上(従来比) / 冬眠明け・悪天候時でも安定運用
ソーラー発電量約2倍(従来比) / 森林内・日照少時間帯でも充電
ベルト強度強化仕様(対ツキノワグマ専用設計 / 掻きむしり・擦り付け耐性)
監視プラットフォームAnimal Portal(PC・スマートフォン対応 / クラウド型リアルタイム監視)
緊急時の即応に強い
高頻度モードを遠隔切替 / 接近アラート連携

実トラックデータ ― ツキノワグマの行動追跡

当社のクマ用GPS首輪(LoggLaw G2C プラットフォーム)を装着したツキノワグマの実測トラックです。LTE-M通信でクラウドへ自動転送されたデータを、Animal Portal 上で行動圏・出没経路・市街地接近として可視化しています。

ツキノワグマの移動経路(実トラック)
ツキノワグマの移動経路(実トラック)
行動圏ヒートマップ
行動圏ヒートマップ
行動圏解析(KDE等高線)
行動圏解析(KDE等高線)
3 STEPS — LEARNING RELEASE

学習放獣(お仕置き放獣) ― 殺処分に頼らない共存型のクマ対策

本機の真価は、装着後の「学習」→「監視」→「再学習」という3ステップによって発揮されます。捕獲したクマを殺処分せずに山へ返す「学習放獣」において、GPS首輪は不可欠です。放獣後の継続監視と、再接近時のアラート発報により「人里に近づかないクマ」を育てます。

STEP
01

捕獲・装着と「学習」の実施

人里に出没したクマを捕獲・麻酔し、GPS首輪(LoggLaw G2RC)を装着。放獣の直前に、大きな音や忌避スプレーなどで「人里は怖い場所」という強烈な嫌悪体験(お仕置き)を学習させてから、奥山へ放します。

STEP
02

クラウドによる継続的な監視

山へ帰ったクマの位置情報を「Animal Portal」で常時追跡。本当に山に定着したか、再び人里へ向かっていないかを遠隔で24時間監視します。

STEP
03

ジオフェンスによる「再学習」の徹底

早期検知:万が一クマが戻ってきた場合、集落手前の「仮想境界線(ジオフェンス)」でアラートを即時発報。即時対応:被害が出る前に現場へ急行し、花火等で追い払うことで「やはりここは危険だ」と再学習(リマインド)させ、人里への定着を防ぎます。

ツキノワグマ専用GPS首輪の活用シナリオ

自治体・研究機関でのツキノワグマ専用GPS首輪「LoggLaw G2RC」の代表的な活用シナリオです。

学習放獣

捕獲個体の学習放獣・再学習による共存型対策

人里に出没した個体に LoggLaw G2RC を装着して学習放獣。放獣後の位置を常時追跡し、再接近時はジオフェンスアラートで早期検知。花火等の追い払いで再学習させ、人里への定着を防ぎます。

早期警戒

集落・市街地接近の早期警戒

Animal Portal に自宅・学校・畑・集落境界などの守りたい地点を登録すると、装着個体が接近した時点で 緊急300m / 警戒600m / 注意1,000m の3段階で自動メール通知。住民・関係機関へ即時に共有できます。

緊急対応

出没時の緊急対応・関係機関連携

市街地接近を検知した瞬間に高頻度モード(GPS測位2分・送信5分間隔)に遠隔切替し、警察・消防・自治体・関係機関で位置情報をリアルタイム共有。通行止め・追い払い・緊急銃猟などの初動対応の意思決定を支援します。

誘引源特定

誘引源・出没経路の特定

ツキノワグマの滞在エリアを地図上で解析し、果樹園・養蜂場・生ゴミ集積所・放任果樹など誘引源を特定。緩衝帯整備・電気柵設置・誘引物撤去の優先順位付けに活用できます。

季節行動

春の冬眠明け・秋のハイパーファジア対応

ツキノワグマの冬眠明け(春)・過食期(秋)の出没リスク上昇時期に合わせ、装着個体の行動を集中監視。住民通知の前倒し、警戒体制の早期立上げに活用できます。年間データから個体ごとの行動サイクルも把握可能です。

研究連携

大学・研究機関との共同研究

ツキノワグマの行動生態、人の生活圏との関わり、誘引源利用、人為的攪乱への応答などの研究テーマで、大学・研究機関にもご利用いただいています。京都大学発のメーカーとして、研究設計段階からのご相談に対応します。

DATA UTILIZATION

蓄積データで実現する「クマに強い地域づくり」

LoggLaw G2RC と Animal Portal が蓄積する行動データは、単なる位置追跡にとどまりません。冬眠場所(デン)の特定とホットスポット分析により、地域全体の獣害リスクを科学的に低減します。

冬眠場所(デン)の特定

GPSデータが定まる/通信途絶直前の地点から冬眠穴を特定。事故防止(林業従事者への注意喚起)や春の警戒(目覚めの瞬間にアラート)に活用できます。

ホットスポットの特定

GPS点の密度が高い場所を特定し、誘引物の発見(放棄果樹・生ゴミ等)や効率的な対策(電気柵設置の最適化)が可能になります。

クマ対策におけるGPS首輪 ― 通信方式による違い

クマ用GPS首輪は通信方式によって運用感が大きく変わります。クマ出没監視・即応性の観点で整理しました。

クマ対策での評価観点基地局型クマ用GPS首輪LTE-M型ツキノワグマ専用GPS首輪(LoggLaw G2RC)
市街地接近の即時検知送信間隔・基地局の制約あり携帯網経由でリアルタイム送信、接近アラート連携
緊急時の高頻度追跡送信間隔が固定の機種が多い最大GPS測位2分・送信5分の高頻度モードに遠隔切替
広域移動への追従基地局範囲外ではデータ欠落LTE-Mカバレッジ全域で継続取得
自治体側のインフラ中継基地局の設置・電源・保守クラウドのみ、現地インフラ不要
再捕獲負担(電池)電池切れ時に再捕獲が必要電池容量約2倍以上+ソーラー発電量約2倍で再捕獲を最小化
ベルト耐久性汎用ベルトが多いツキノワグマ専用強化ベルト(掻きむしり・擦り付け耐性)
学習放獣・再学習ジオフェンス連携は機種によるジオフェンスによる再接近アラート発報に対応
補助金機種による鳥獣被害防止総合対策交付金の対象

※ 上記は通信方式の代表的な特性に基づく一般的な整理であり、特定メーカーの製品仕様を網羅したものではありません。

LoggLaw G2C プラットフォームの全国導入実績

25
都道府県で導入
65+
自治体・研究機関・企業
675+
Animal Portal ユーザー

本機 LoggLaw G2RC のベース機種「LoggLaw G2C」は、2026年5月時点で全国25都道府県・65以上の自治体・研究機関・企業でご利用いただいています。そのうちツキノワグマを対象とした出没監視・行動研究での運用実績もあり、本機 G2RC はその実績を専用設計で発展させたモデルです。

鳥獣被害防止総合対策交付金の対象

農林水産省「鳥獣被害防止総合対策交付金」の対象製品です。市町村が策定する被害防止計画に基づき、ツキノワグマ専用GPS首輪「LoggLaw G2RC」の導入経費を交付金で賄える場合があります。詳細は所管課・農政事務所までご確認ください。

Animal Portal ― ツキノワグマ専用GPS首輪の運用クラウド

ツキノワグマ専用GPS首輪 LoggLaw G2RC で取得したデータは、当社クラウド「Animal Portal」上で地図可視化・行動圏(KDE)算出・複数個体の同時管理・目撃情報共有・捕獲報告管理が可能です。守りたい地点への接近を3段階距離(緊急300m / 警戒600m / 注意1,000m)で通知する接近アラートに加え、地図上に設定した「仮想境界線(ジオフェンス)」をクマが越えた瞬間に管理者のPC・スマートフォンへアラートを発報。被害発生の数キロ手前で対応開始できる、学習放獣の再学習に不可欠な機能を提供します。CSV / GeoJSON エクスポート、PDF レポート出力にも対応。

Animal Portal の詳細

ツキノワグマ専用GPS首輪 LoggLaw G2RC よくあるご質問

LoggLaw G2RC と LoggLaw G2C の違いは何ですか?+
LoggLaw G2RC は、信頼性の高い LoggLaw G2C プラットフォームをベースにしたツキノワグマ専用モデルです。クマ特有の掻きむしり・樹木への擦り付けに耐える「強化ベルト」、冬眠明けや悪天候時のデータ欠測を防ぐ「電池容量約2倍以上」、森林内や日照少時間帯でも充電できる「ソーラー発電量約2倍」の3点を強化しています。本体カバーは耐衝撃樹脂、ベルトは耐摩耗性の高い強化素材を使用しています。
学習放獣(お仕置き放獣)とは何ですか?+
捕獲したクマを殺処分せずに山へ返す方法です。放獣の直前に大きな音や忌避スプレーなどで「人里は怖い場所」という強烈な嫌悪体験を学習させてから、奥山へ放します。LoggLaw G2RC は放獣後の継続監視と、ジオフェンスによる再学習(再接近時にアラートを発報して追い払い)を可能にし、殺処分に頼らない共存型のクマ対策を実現します。
ジオフェンス機能はどう活用しますか?+
地図上に集落手前の「仮想境界線」を設定し、クマがそれを越えた瞬間に管理者のPC・スマートフォンへアラートを即時発報します。被害が出る前に現場へ急行して花火等で追い払うことで、「やはりここは危険だ」とクマに再学習させ、人里への定着を防ぎます。被害発生の数キロ手前で対応開始できるのが本機能の最大の強みです。
冬眠場所(デン)の特定はどうやって行いますか?+
GPSデータが定まる地点/通信途絶直前の地点から冬眠穴(デン)を特定できます。林業従事者への注意喚起(事故防止)や、春の目覚めの瞬間にアラートを発報して警戒体制を整える運用に活用できます。
ヒグマ(北海道)への運用実績はありますか?+
LoggLaw G2RC はツキノワグマ専用設計です。現時点ではツキノワグマでの実績が中心です。ヒグマへの適用については、個体の体格・運用方法を踏まえたご相談を承ります。詳細はお問い合わせください。
市街地接近時に住民通知はどう行いますか?+
Animal Portal の「接近アラート」機能で、自宅・学校・畑・集落などの守りたい地点を登録すると、クマが 緊急300m / 警戒600m / 注意1,000m に接近した時点で自動メール通知が届きます。判定はクラウド側で行うためGPS首輪側の追加設定は不要で、装着個体すべてに即時適用できます。クールダウン設定で同一地点・同一個体の連続通知も抑えられます。
緊急時に位置を高頻度で追跡できますか?+
可能です。LoggLaw G2RC は LTE-M 経由で送信間隔を遠隔から切り替えられます。標準は1日数回ですが、市街地接近・緊急対応時には最大GPS測位2分間隔・送信5分間隔の高頻度モードに切り替えることで、より詳細な位置情報に基づく初動対応が可能になります。
LoggLaw G2RC の導入に補助金は使えますか?+
農林水産省「鳥獣被害防止総合対策交付金」の対象製品です。市町村が策定する被害防止計画に基づき、ツキノワグマ専用GPS首輪「LoggLaw G2RC」の導入経費を交付金で賄える場合があります。詳細は所管課・農政事務所までご確認ください。

ツキノワグマ専用GPS首輪 LoggLaw G2RC の導入をご検討の皆様へ

ツキノワグマ専用首輪(LoggLaw G2RC)の導入をご検討いただける自治体・団体の皆様へ、製品デモンストレーション・ご提案資料を無償でご用意しております。学習放獣・ジオフェンス再学習の運用設計、補助金活用のご相談、現地での実証実験のご相談まで承ります。まずはお気軽にお問い合わせください。